NPO法人ARDA
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やまとアートシャベル 6年生の授業に行ってきました!(2016/1/19&28)

対話で美術鑑賞 2016年01月29日

久しぶりの6年生の授業に行ってきました。

6年生にもなると成長の表れか、少し緊張しているなと感じる部分もあります。

最初は緊張していた子ども達も、何気ない会話を混ぜて話す事で、少しずつ緊張がほぐれ自然な笑顔が出てくるようになり、どの様に伝えるか自分の中で組み立て、丁寧にことばにしてくれる場面もありました。

4人班でひとつの絵を見て話す活動の時は、十字架がついたペンダントの様にみえるモチーフを見て「ペンダントみたいだけど、鎖の部分の小さい丸がひとつひとつ色が違うし、木星のような模様のものがあるから、この丸は何か意味があるんじゃないかな。惑星を表しているんじゃないかと思う。」と、ひとりの女の子が発言。

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それを聞いた子は、「じゃあ、真ん中についている十字架にも意味があるのかもしれない。他の部分にも十字架や惑星みたいな模様や同じ色が描いてあるから…もしかしたら、この絵全体がキリスト教の世界感を表現してるんじゃないか。」

どれどれ?と、他の子も絵をよーく観察するようになり、「ここにも同じ色が使われている!」「ここにも!」と4人の視点が広がりながら、その絵に対するひとつの物語ができあがっていきました。

一見控えめな様に見えても、心の中でしっかり考えている。パッと発言できる子もいれば、どう伝えるかを考えている子もいる、鑑賞のスタイルはそれぞれ違ってそれぞれが良いのだと、またひとつ、子ども達から学ばせてもらう機会となりました。(Kakao)