NPO法人ARDA
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やまとアートシャベル「心の中にたくさん入ってるよ!」

対話で美術鑑賞 2018年03月18日

大和市の4年生が平塚市美術館を訪問しました。
美術館訪問では、一人一人が思い思いの作品に向き合う「個人鑑賞」という活動の時間を設けています。

この個人鑑賞の時間、わたしたちシャベラーは、敢えて子どもたちと距離をとって見守ります。
子どもたち自身が作品と出会い、作品と個人的に対話する、とてもプライベートな時間をじっくり味わってほしいのです。

今回の個人鑑賞の時間は、4年生の子たちが大勢滞在しているとは思えないくらい、本当に静かな時間でした。
それだけ子どもたちが集中して作品と向き合っていたのだと思います。
ただ静かなだけでなく、子どもたちからあふれてきた素敵なエネルギーが、
展示室に充満していたような印象を受けました。

 

個人鑑賞が終わり、子どもたちと一緒に展示室を出て階段を下りながら、ひとりの子とこんな会話をしました。
「もっとみたいなー、まだ途中なのに」
「みんなすごくよーくみてたから、きっと目に焼き付いてるでしょ?」
「うん!心の中にたくさん入ってるよ!あの絵が一番好き!忘れない!ここに来たらまた見れる?」

この会話の後も、その子は好きになった絵について
何が描かれていたのか、その絵のどんなところが好きなのか、
その絵をみて最初どんな気持ちになったか、
そのあとどんな気持ちになっていったのか、等々、堰を切ったように夢中で話してくれました。

その子が作品と出会い、向き合い、作品とたくさん対話して
心の中にたくさんの何かが生まれたこと、
そしてしっかり残る何か、があったのだなと感じました。
こういう機会は無理やりつくるものではないですが、でも、できるだけ確度が高まるように
シャベラーとして、一つ一つの場を大事に意図をもってアクションしていきたいと思います。
(おじゃ)