NPO法人ARDA
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アートわっか・すぎなみ 授業レポートその1

対話で美術鑑賞 2019年01月11日

ブログの更新が滞っていましたが、アートわっか・すぎなみは今年度も杉並区内の小学校で美術鑑賞教室を続けています。これまでは4年生への実施でしたが、初めて6年生を対象に授業をおこなうなど、活動5年目でもまだまだ初めてのことばかり!

活動ブログもわっかさんに書いてもらうようになりました。わっかさんたちの視点から、1学期分のレポートをお届けします。


お天気が心配される6月ですが、今年度初めての美術鑑賞授業はさわやかな天候のなか、S小学校に伺いました。午前中2時限目から3時限連続、3クラスの授業が順に行われました。

各クラスの廊下側に「消防車」についての児童の俳句が貼ってあり、それぞれのクラスの元気いっぱいの雰囲気が伝わってきて、どんな出会いがあるか楽しみです。さあ、授業開始!

この活動に参加して毎回感動するのが、机の上に「アートカード」をさーっと広げたときの子どもたちの歓声です。みるみる目が輝いて、「あ、これ知ってる」「えぇ、見たことない」「あはは、これおかしい」とカードのアート作品をどんどん見ていきます。つかみ十分になったところで、共通点探し、物語つくり、とゲームを進めるのですが、今回のお友達は誰かが意見を言えば、「なっとく、なっとく!!」とすぐ反応する元気さ。夢中になるあまり椅子から落ちてしまったり、それを他のお友達が助けたり。

かと思えば、共通点さがしで「納得いかなーい」「非納得(新語を発明!)」などと反対を表明する場面も多かったのですが、なぜ「非納得か」を理論的に述べ、反対された人は、感情的になることなく、「それならば」と意見を変えるなど、とても建設的な会話が展開し、頼もしく感じられました。

また、物語つくりでは、「苦手、できないよ」としりごみする男子を皆が励まして語ってもらったら、なんと、とっても面白いお話で、皆が「おおーっ」と拍手!というシーンも。そのほか、人間の世界が破壊されて最後に草木だけが残ったり、機械の世界になったりするストーリーが生まれていました。4年生は地球や人間の運命という大きな目をもちだしている様子です。

最後に、カードを全部広げて、「今日の一枚を選ぶとしたらどれかしら?」ときいてみたら・・。「ぼくはこれとこれ。(竜安寺とさくらのカード)両方とも日本的で大切にしたいから」「ぼくはこれ(輪島塗のお椀のカード)。日本の技術は守っていかないといけないと思うから」と日本文化に目覚めているようすでした。また「このしずくから、いろいろな音とか、自然の香りとかが感じられそう」としずくの写真を選んだり、「私はこの大きな渦」(渦のカード)と、大自然に目を向ける意見も聞かれました。

  成長の大切な節目に当たる4年生という時期のお子さんたちのキラキラする発言ですが、彼らとの授業は「一期一会」。一回一回を大切にして、今後も気をひきしめ、しかし、心と頭を柔らかくして活動に臨んでいきたいと思いました。

(アートわっか つる)


今日の土曜授業は6年生の子どもたちが対象です。4年生の時からアートカードを使った美術鑑賞授業、2組のカードを使っての神経衰弱やカルタをしてきている学校です。

6年生とアートカードゲームをするのってどんな感じなんだろうか、大人度はどの位なのかな。わっかさん達もちょっと不安に感じています。 

学校にお邪魔すると校舎の階段の壁に子どもたちの版画作品が貼ってあったり、あちこちに図工の授業で作った作品が並んでました。どれもとても丁寧に作ってあり、鑑賞しながら教室へ向かいました。

どの学校でもそうですが、子どもたちの作品は、自由な感じがして、気持ちが和みます。

授業が始まり、いつもの様にアートカードを広げると、すぐにカードを手に取ってグループの皆で一緒に見て、色々話し始めました。作品を良く見て、アートカードを使ってコミュニケーションする事に慣れているんだなぁと感じます。

共通点探しゲームでは、何となく皆が遠慮して意見が出てこない場面がありました。自分だけで「わぁ~」って、楽しんでしまうのではなくて、「周りの人に気を遣う。」これが4年生との違いなのかもしれないと感じた点です。 

それでも、3クラスそれぞれ、パワフルだったり、少し幼い感じがしたりとクラスによって特徴がありました。

4年生と一緒にアートカードゲームをするのとはそんなに変わらない。6年生でも大丈夫そうだね。っていうのが私達わっかさんの感想でした。

(アートわっか はる)