NPO法人ARDA
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震災復興支援・心をつなぐアートプロジェクト (2013) vol.2

アートワークショップ 2013年06月23日
■6/20(木) 南相馬市鹿島区寺内塚第二集会室

「お地蔵さんづくり」

講師:白濱雅也(しらはままさや/美術家)
「新しい遊びを考える連想ゲーム」
講師:今井紀彰(いまいのりあき/写真家・美術家)
&コーヒーサロン by ARDA

13:30-15:30 参加人数:お地蔵さんづくり16名、連想ゲーム12名 計28名

協力:新潟大学丹治ゼミ、鹿島区福祉サービスセンター 寄付:ひまわり幼稚園

午後は今井チームも白濱チームも合同で、寺内第二仮設住宅という100世帯を超える大きめの集会室で一緒にWSを行うことにしました。
集まってきたのは元気なお母さんたち!さっきまで、子どもに「おじさん」と呼ばれていたアーティストも、「おにいさん!」と呼ばれて、ニコニコ受け入れてもらえました。強者お母さんたちに、どんな人もモノも受け入れる大きな器を感じました。
(三ツ木)

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「おじぞうさんづくりワークショップ」

こちらでは大きめの角材から削るのを挑戦していただきました。角材の角が鼻や合掌の手になるように削って行きます。角を落としていくと何となく像の姿が見えてきます。

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皆さん一生懸命集中してくださいまして、雑談する雰囲気ではありません(笑)

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やはり手と鼻のあたりは皆さん少し苦戦して、私がお手伝いして回ります。顔ができると完成!となって皆さんの顔がほころびます。

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出来上がったお地蔵さん同士を比べあったりしています。同じ削り方でもみんな個性があります。不思議ですね。終わりの頃にはお孫さんを亡くされて彫りにきたという方、親戚のために彫ったという方が声をかけて下さいました。心に秘めた方もいたかもしれません。
両会場とも一名の男性を除いて全て女性でした。男性はどこで何をしているのでしょう?男性が引きこもり気味という話を現実に感じ、ちょっと心配になりました。
(白濱雅也)

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「新しい遊びを考えるための連想ゲーム」

今井さんは、みなさんとお話しながら、子どもや自分たちのための新しい遊びが作れるといいなと、これまで各地で行っている連想ゲームのようなワークショップを行いました。まずはこれまでの人生で美しいと思ったコトやモノを一つあげます。その言葉から、全員が一人ずつ、連想した言葉をあげていきます。この「連想」が結構難しいらしく、みなさん、お互いに助け舟を出しながら、考えていきます。やっと一周回ったところで、時間切れ!それでも「いい頭の体操になったわ!」「普段はこんなことしないものね。」と、晴れ晴れした様子でした。
(三ツ木)

 
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■6/21(金) 南相馬市高平幼稚園

「土の絵巻」講師:白濱雅也(しらはままさや/美術家) 5歳児18名
「ろくぶて一族の冒険」講師:今井紀彰(いまいのりあき/写真家・美術家)4歳児15名
10:00-11:30

協力:新潟大学丹治ゼミ、鹿島区福祉サービスセンター 寄付:ひまわり幼稚園

 
この高平幼稚園の園長先生は、2011 年9月から何度か通っていた上真野幼稚園の園長先生が、4月から異動したことで、実施することになりました。久しぶりにあった園長先生はお元気そうで、顔を見ただけでほっとしてしまいました。「あのときは本当に大変な時で。」と、声をかけて下さり、それだけでこちらの胸も熱くなりました。この高平幼稚園は今年の4月から開園したばかり。比較的線量が少なく、子ども達も園庭で遊んでいました。

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「ろくぶて一族の冒険!」

昨日のワークショップでは子どもたちとのコミュニケーションがちょっと困難な感じがしたので、今日はプログラムのはじめに、パチパチとお互いの身体をたたいて刺激し合ったり、3つのプログラムではなく1つのプログラムをじっくりと取り組むことにしました。
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フワフワした綿とムニムニの紙粘土。どちらも子ども達には新鮮だったようで、何をつくるともなく、まずは触るだけで楽しいみたい。
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手袋に針金をいれて、そこに粘土をつけたり、マジックで絵を描いたりしていきます。

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紙粘土にマジックのインクでピンクの色をつけたのは、子ども達が発見しました!

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最後にはできあがった生き物について、お話してくれました。

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「土の絵巻」

土の絵の具を使って大きな絵を描くワークショップです。いつものように料理教室のような絵の具作りから。卵黄の鮮やかな色、土のふわふわの感触、酢の強烈な匂いなどにみんな強烈反応!

今回はリードなしの自由描画をはじめにやってみることを試しました。やはり、はじめはエンジンのかかりが悪いです。名前を書く子が続出。まずい。好きなもの、食べ物や動物あたりをヒントにしながらだんだんエンジンがかかってきました。だんだん乗ってきて絵の上を歩き回りながら描く子が増えてひとまず終了。

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心新たに白い紙に向かいます。点を打ち、線のリレー、簡単な形の描画からいろんな顔やキャラを見つけて行きます。最後の方はいつものように狂喜乱舞の世界になって行き、混沌の一歩手前で終了。同じ年頃の子達と同じような元気を感じてひとまず安心しました。こちらの園では、園庭での遊びが自由にできているせいか、子供達も伸び伸びしている印象がありました。
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離れていてはなかなか実感できない現場の様子や空気、そこで暮らす方々の表情などに接しつつ、共有できて良かったと感じます。
また継続して行きたいものです。
(白濱雅也)