NPO法人ARDA
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高齢者アートは世界をむすぶ

アートワークショップ 2017年06月07日

 5月9日(火)埼玉県東松山市にある「デイサービス楽らく」で、藤原ゆみこさんの造形ワークショップ「わたしの手」を実施しました。

 イギリスからARDAのワークショップを見学したいと強く希望され、実現に漕ぎ着けた「高齢者アート」の国際交流。
 2年前、ブリティシュ・カウンシルの高齢者アート日本視察団(詳細記事)からARDAについて聞いたというパム・シュナイダーさんから「4月下旬に京都で開催される認知症国際会議に出席した後で東京に行くので」とメールを頂きました。

 パムさんは1983年より回想法による高齢者の演劇活動を開始し、ヨーロッパとネットワーク、ライター、劇場のデイレクター、教育関係に携り幅広く活躍されています。受け入れてくださった武田奈都子さんは、アートをケアに取り入れたいとARDAのHPよりコンタクトされ一度お会いした方です。お父様が地域に根差した内科・小児科を開業し、介護事業の運営も含め「Cure, Care and Culture」を掲げている医療法人の事務局長。

重なった空間に色を塗る

 藤原さんの18番「わたしの手」は愛おしい自分の手を直に使って絵にします。説明とおりに進めますので誰にでも分りやすく、出来上がってみるとひとり一人全く異なった個性が色と形で発揮できるので、どこでも大評判です。
介護士さんも各テーブルに入っていただき、一緒に楽しみました。

 フィード・バックの感想は「最初、手を色画用紙に置いて形取っていた時は、不安そうな顔をしていた利用者さんは、すぐに夢中になっていました。普段は落ち着きのない方、一緒に参加しない方も拒むことなく、すばらしい色づかい、何色も塗り重ねたり、沢山の表現が見られてびっくりしました。最後の先生からの感想で作品が生き生きしたものになり笑顔が沢山見られました。外国の方と国を越えて、同じことを体験できて貴重な時間だったと思います。」

パムさんは「とても温かい雰囲気の中で、専門性の高い内容のワークショップは素晴らしく、心に残りました。ありがとう!」という感想を頂きました。(並河 恵美子)

Pam Schweitzer www.pamschweitzer.comwww.europeanreminiscencenetwork.or

Pamさんも皆さんと一緒に参加

スタッフと「ハイ!チーズ!」

 

 

 

 

 

 

アーティスト・藤原ゆみこ
日本画家。1985年東京藝術大学大学院美術研究科修了。毎年、個展を中心に作品を発表すると共に、心身の障碍・疾病を抱えた方々へのワークショップ、アートクラスを展開している。アート・レシピが豊富で100以上もある。その他パブリックアートの制作に携わる。(名古屋日赤病院壁画、座間市ハーモニーホール壁画、明治記念館末広の間、他)。絵本作品「赤い星と青い空」「一度も抱かれなかった人間の話」「おっちゃんの長い夏休み」他がある。