対話で美術鑑賞「アーツ×ダイアローグ」
ARDA(アルダ)の「アーツ×ダイアローグ」は、アート作品と向き合って、自分の目や心や頭で感じたり、考えたことを言葉にしあう、対話型の鑑賞をおこないます。
「アーツ×ダイアローグ」は 知識に頼らず、作品をよく見ることからはじめ、「これは何だろう?」と一人ひとりに考えることをうながし、様々な意見を引き出しながら、作品の見方を深めていきます。芸術(アーツ)をテーマに、対話(ダイアローグ)を紡ぐことによって、クリエイティブ(創造的)でクリティカル(批判的)な感覚と思考を育みます。
ARDAでは、文化施設や教育現場、地域の様々な場所で、鑑賞ファシリテーターの育成と鑑賞プログラムの開発・実施を通して、自分の考えを言葉にし、答えのないことについて考え続ける個人が集うアートコミュニティを創出することを目的にしています。現在 300人を超える方々がARDAの基礎研修を修了しました。
アーツ×ダイアローグは、1980年代からニューヨーク近代美術館(MoMA)で研究 開発され、学校教育現場を意識して進化させた「ヴィジュアル・シンキング・ストラテジーズ(VTS)」等の対話型鑑賞の知見をベースにしています。
よくみて考え、お互いの意見を聴き、自分の気持ちや考えを言葉にすることで、“観察力、思考力(論理的思考力や批判的思考力、創造的思考力)、コミュニケーション力”などが育つとされています。