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大人のための自由な鑑賞会、はじまります!

対話で美術鑑賞 2018年04月09日

3月14日、社会人講座修了生による大人向けの対話型鑑賞会「はじめまして!対話型鑑賞~今夜は〈ルドン〉で話そう~」が、東京神田のFuture House Lab.にてプレ開催されました。

この鑑賞会は、誰もが自分の感じたことを言葉にできる“大人のため”の開かれた場、気軽にいつでも対話型鑑賞を体験できる場を作りたいという思いから企画され、月イチ開催(毎月第2水曜日)を目標に掲げています。

鑑賞後に展覧会に行く楽しみを持ってもらえるよう&興味に応じて何度も参加してもらえるよう、毎回都内近郊で開催されている展覧会をテーマに作品を選ぶという趣向も。

この日のお題は、画家の『オディロン・ルドン』。
ルドンが大好きな人、展覧会に行こうか迷っている人、全く知らないけど対話型鑑賞に興味がある人、このスペースを貸し出してくれた人など、様々な参加者が夜の神田に集まってくれました。

鑑賞作品は2作品。
ルドン作品を二分する「黒の時代」の作品と「色彩の時代」の作品を1点ずつ鑑賞しました。

序盤から次々と意見が飛び出し、新しい意見が出る度にどよめきや笑いが起こり、絶えず見方が変わり意味が生成されていく展開に。参加者が自然と前に出てきて、自分の意見をみんなに説明するような場面も!(普段は積極的に人前で話すタイプではないそう)。

気が付くと2作品とも30分以上話していて。まだまだ話し足りない様子。休憩時間もモニターや図録を見ながら、みんなの話は止まりません。

印象的だったのは、「展覧会に行きたくなった」「ルドンに興味を持った」という人はいても、「で、本当は?(正解とされていることはどんなことなの?)」と聞く人はいなかったこと。

冒頭で正解はないとお伝えしていたものの、今ここいる人たちとの対話、自分たちの目で見て、自分たちで考えることの面白さを自ら体感している様でした。

会の終わりに感想を聞くと、「自分が思っていることを話すって楽しい」「やっぱり対話型鑑賞(みんなで見る)って面白い」「アートってこんな風に楽しんでもいいんだ」と鑑賞を楽しんでくれた意見。

さらに「がらりと見方が変わる瞬間が面白い」「自分の見方と相手の見方が両方こころに浮かんでいる、不思議な体験をした」「みんなで意味を作るってこういうことなんだ!」

正解がどこかにあるんじゃなくて、自分たちで意味を作っていく―対話ならではの体験を語ってくれました。

普段いろいろなものに制約されている大人の生活。こんな風に自分で感じて、こころに湧きあがったことを自由に話し合える場を作っていけたらいいなと思います。

これから神田で毎月1回。大人のための自由な鑑賞の場、本格始動します。
みなさんも是非よかったら、遊びにいらしてください。(ペコ)