NPO法人ARDA
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やまとアートシャベル 3期生研修レポート(後篇)

対話で美術鑑賞 2015年03月30日

■6回目 9/26 9:30-12:40 @渋谷学習センター

美術館鑑賞ではコミュニケーター自身が、自分の子供たちと鑑賞する作品を選びます。研修で学んだ作品選びの5つのポイントを元に作品選びとして4,5,6年生向けに作品を3点選ぶ宿題がでていました。集まった作品をテーブルにずらっと並べ、3人一組で相談しながら、ベスト2点を選び、その理由を発表しました。必要な要素を踏まえて選んだはずがどこか何かが足りないような?いよいよ、三ツ木さんより各作品の講評をもらいました。理解していたようで、理解しきれていなかった作品選びのポイント。VTSでは一番難しいとされています。その作品選びの奥深さを体験しました。的確に選ばれた作品で鑑賞すると、子どもたちは自由に楽しく作品を語りながら、作品に近づいていくことができるといいます。子供どもたちと楽しい鑑賞時間を過ごすために、より適切な作品を選べる様になりたい!と更なる目標が増えた研修でした。(Okubo)
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■7回目10/8 9:30-12:40 @渋谷学習センター

今回は鑑賞コミュニケーターとしての事前準備の方法を学びました。これは、一人で作品とじっくり向き合い「この作品のなかでなにが起こってる?」「どこからそう思ったの?」と自問自答を繰り返し、自分の中で起こる対話を紙に書き出していきます。研修室はすーっと静かになり、みなさん真剣に作品をみつめ、えんぴつを走らせていきました。

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書きこんだものをさらに分類することで、考えが整理され、自分の中でより深く作品を理解することができました。なおかつ、実際にその作品をVTSで使用したときの対話の可能性がある程度を予想できます。後半VTS演習をしたファシリテーターより「事前準備をしておけば、もっと違うのかも。」とその大切さを実感する声も出ました。
いよいよ研修も7回目を迎え、残す研修もあとわずか。あらためて講師の三ツ木さんより、いままで学んできた基本を忘れずに、事前準備→実践→振り返りを丁寧に繰り返しながら、自ら復習し学んでいくことが大切になります、とエールをもらいました。三期生のみなさんたち、この言葉に押されみんなで自ら学ぼうという動きがさらに出てきているようです!(Okubo) 

■8回目11/14 9:30-12:30 @渋谷学習センター

大和市の対話型美術鑑賞授業は、2時限つかっておこなわれます。最初の1時限目は4-5人のグループでアートカードを使った鑑賞をします。ゲーム形式で楽しみながら、作品をよく見て感じたこと・発見したことを言葉にすることに馴染みます。2時限目は、みんなで大きく写しだされた作品について感じたこと、気づいたことを話します。子供たちは、十人十色様々な個性をみせてくれます。
三期生は、10月からサブコミュニケーターとして授業の現場に参加しています。現場での子供たちの笑顔に出会うたびに、子供たちにいい時間を過ごしてもらいたいと強い思いになるようです。この日の研修の最初は、「こんなときはどうしたらいいの?」という現場で得たたくさん疑問や課題を、ひとつひとつみんなで振り返りました。ついマニュアルやルールだけにとわられがちですが、同時に「子供の声を聞き、感じること」、もとても大切だとアドバイスもらいました。いよいよ12月からはリーダーとしてカードゲームを担当していきます。現場で得た子供たちの様々な様子をイメージして、振り返りで得た大切なことを意識して、がんばるぞ!と熱い練習が繰り広げられました。

(Okubo)

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■9回目12/10 9:30-12:40 @渋谷学習センター

美術館でおこなわれる授業では、子供どもと対話する作品を自分で選びます。作品選びの研修で自身が選んだ作品を使って、いよいよ対話型鑑賞してみます。それぞれの好みがうかがえる様々な作品群でのVTS演習は、鑑賞する側にとってもいつもと違い新鮮で、いろんな発言が出て楽しく鑑賞し合えました。振り返りでは、すでに現場体験を重ねているせいか、以前にも増して具体的な課題がたくさんあげられました。「どこからそうおもうの?」という問いかけによって続いていく思考の充実感がうれしい様子の三期生のみなさんでした。(Okubo)

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■11回目 2/27 9:30-12:30@渋谷学習センター

三期生研修もはやいもので11回目を迎え、自主練習も月1回ペースでがんばっています。小学校や美術館での授業の参加回数も増え、小学校では1時間目に行われるアートカードのリーダーを、美術館では子供たちの鑑賞をサブとしてサポートをしています。
ここで、研修も終盤を迎え「”もやもや”してることをみんなで解消しよう」という時間をとりました。様々な場面でのどうしたらいいの?こうしたらよかったよ!と解決策を互いに提案できるようになりました。そして、常にこの授業の目的を忘れずにいることがとても大切だと実感できたようです。授業で出会う子供たちの笑顔や個性あふれる鑑賞に触れることの喜びが、学びへの原動力になっている皆さんは、とてもキラキラしていました。(Okubo)

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■合同研修 3/18 9:30-12:30 合同研修@渋谷学習センター

一期生、二期生そして三期生が加わったシャベラーさん全員で、この1年を振り返る本年度最後の合同研修が行われました。実施校の先生方からのアンケート集計結果をもとに、数値や傾向を検証しました。まずは、今年訪問した19校全てから“また授業を希望したい“という回答をもらい「活動をやってよかったぁ」という最上の喜びをかみしめることができました。同時にそこに留まることなく、みんなでこなした現場を思い出しながら結果を分析し、もっとこうすべきだという課題、こうしたらよいのではという解決法まで活発な意見交換が交わされました。
そして、シャベラーとしてスキルアップのために1年の活動の中で常に出てきていた悩み、課題についてみんなで振り返りました。一、二、三期生それぞれが互いに、自分なりの工夫の仕方をシェアすることができ「こんなこともあったね」と垣根のない共有ができました。来年度も、シャベラーさん四期生を募集します、きっとこの共有の輪がまた大きくなっていくことでしょう。

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最後に、三ツ木さんより言葉をもらいました「神は細部に宿る」。対話型美術鑑賞授業の実現に関わるすべてのもの:シャベラーさん、先生、子供たち、言葉、その空間すべてに気持ちを込めて活動する、それらはつながりいずれ大きな力になると。来年度の活動への励みを得て、本年度無事終了することができました。

そして恒例になりました、お昼はお待ちかねの持ち寄りランチパーティーです♡♡
びっくりするぐらい皆さん料理上手!豪華なお料理がずらーりと並びました。
席替えしながらみんなとおしゃべり&お食事。楽しいひとときを過ごしました。皆さん本当にありがとうございます。そして来年度もどうぞよろしくお願い致します!! 

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(Okubo)