NPO法人ARDA
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大和市・西東京市合同 やまとアートシャベル×アートみーる お楽しみ研修実施!

対話で美術鑑賞 2016年12月12日

夏休みの恒例となったお楽しみ研修会!今回は大和市と西東京市で活動するボランティア「シャベラーさん&みーるさん」が一緒に対話型鑑賞を楽しみました。大和の皆さんはちょっと足を伸ばして、府中市美術館で行われている「とことん!夏のびじゅつ(じ)かん」展にお邪魔しました。長い夏休みにおとなも子どもも一緒になって作品をじっくり鑑賞し、ゆっくり作品と過ごすことをテーマとした展覧会です。クイズや体験装置などのしかけや、たくさんのワークショップも用意されています。

お子さんやお友達も入り交じった約40名!初対面の方も多いので、グループに分かれてまずは自己紹介から。その後自分たちで選んだ作品をおしゃべりしながら鑑賞します。3つの作品を一緒にみていくうちに皆さんすっかり打ち解けて、時間を忘れて対話に熱中! 「初めて会う方々との鑑賞や情報交換がとても楽しく、刺激的だった。」 「また来年も絶対参加したい!」「とても楽しかったし、心が温かく幸せな気持ちになったのをまだ忘れられないでいます。」アートと人との新しい出会いを通して、素敵な時間を過ごすことができました。

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午後は「シャベラーさん」、「みーるさん」の希望者に加え、東京都美術館のボランティア「とびラー」さんからの参加者も加わり、話題にもなったもうひとつの展覧会「燃える東京・多摩 画家・新海覚雄の軌跡」展を鑑賞しました。みんなで話しながら鑑賞するうちに、戦後社会派を代表する画家である新海の、その時代時代の彼の思いがダイレクトに伝わる作品にどんどん引き込まれ、その生き方に寄り添い、考え、それぞれの言葉にうなずきながら、対話は次第に熱を帯びていきました。 大和市で研修をはじめたばかりのシャベラーさんからは、こんな感想がきかれました。「複数で対話することで見方が広がり、自分だけでは気付かない世界に到達することができるのを実感した。こうした難しいテーマのものこそ。」そして続けて「グループでみるのってほんとうにいいな…」とつぶやいたのが印象的でした。8月12日。(kaz)