NPO法人ARDA
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アートわっか・すぎなみ 遊工房アートスペース鑑賞会レポート

対話で美術鑑賞 2018年12月03日

11月23日は毎年恒例!?遊工房アートスペース(http://www.youkobo.co.jp/)での鑑賞会。この時期は、トロールの森というまちなか・野外でのアート展示やパフォーマンス上映がされていて、一緒に楽しむことができます。

いつもは小学校でアートカードをつかって、どんな風に見えるかゲームをしながら鑑賞する活動をしていますが、子どもも大人も「本物の作品はもっと面白いよ!」とギャラリーを訪問して鑑賞会を実施しています。
13時・15時から2回開催。子ども4人、大人10人にご参加いただきました。

 
カリソライテ・ウヒラさんの作品
紐を壁に張り巡らせた作品をみながら、「地図だと思う。東京湾だと思う。」「紐の張り方で個性を表しているみたい。真面目とか、元気がいいとか」「紐は全部がつながっていそう」「リボンは鳥。たくさんある青いのが、はぐれちゃった赤い一羽を探しているみたい」「糸をたくさん張ったところにはエネルギーがたくさんある感じがする。」などなど、湧き出てくるイメージや発想をみんなで話します。


鵜飼美紀さんの作品
2階のスペースには大きな作品。窓から入る光によって、見え方も変わってきます。
「自然物」「ガラス素材」「お醤油が染みていく様子」、「生命が生まれる以前の誕生」、光や波の変化を発見し、そこから「ポコポコと湧いて来る音」や「地底のゴーっという音」が聞こえてきそう、タイトルはつけるとしたら「創造」かな?など、みて・考えて・話して楽しい充実した鑑賞会となりました。


鑑賞会ではこちらの「問いかけカード」を使用。
どんなふうにみえる?などの、対話型の鑑賞の助けとなる問いかけが書いてあるカードです。
このカードは、お話ししながら鑑賞してみたいけど、どうすればいいんだろう、、という方のために開発中です!(滝・近藤)