NPO法人ARDA
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アートわっか・すぎなみ 授業レポートその2

対話で美術鑑賞 2019年01月11日

アートわっか・すぎなみの美術鑑賞授業。2学期は6校の授業をおこないました。
2学期からは4期生が合流し、続々学校デビューしています!
1-3期生も4期生に触発され、振り返りの時間も活発な意見が出て、チームとしての底力も上がっています。

3学期はあと4校で授業をおこなう予定です。


今日、訪れた学校の4年生は4クラス。
1時間目から4時間目まで、おしゃべりです!
 
「美術鑑賞って、何をするか知っているかな?」
そう聞くと、美術=作品を見ること、という答え。
でも、今日は「たくさんおしゃべりをしてください」というと、
「えーっ??」・・と、予想通りの反応をしてくれます。
 
アートカードをよく観て、お友だちの話をよく聞いて、気づいたこと感じたことを伝える。
そんな時間です。 
4~5人の少人数のグループの中で、自由に思ったことを言っていい授業は、まだまだめずらしいのかな、と思います。

授業の最後には何人かに感想を話してもらいます。
楽しい気持ちのまま、必ず何人もの子供たちが手をあげてくれます。
 
「お友達が自分とは違うことを言っていておもしろかった」
・・・そうそう、よく聞いていたね!!
 
「孤独な絵、貧しい人たちの絵だと思った」
・・・孤独、貧しい、っていう感じを知っているんだね!!
 
「カードを見ていると、物語がふつふつとわいてきた!」
・・・想像力は無限ですね!!
 
「美術館へ行ったことないけれど、行ったような気持ちになった」
 ・・・ぜひ、本物も見てね。
 
子供たちのフレッシュな感想と、終わった後の「楽しかった!」というきらきらした目を見ると、
4時間の疲れもふっとぶのでした。
 
次は、どんな発見に出逢えるかな・・?
わたしたちわっかさんは楽しみにしています。
 
(アートわっか Ecco)


今日の教室は明るくて、作品を鑑賞するのにぴったりでした。子どもたちと囲むテーブルは10人くらいは十分座れそうな大きさでしたが、アートカードゲームが始まれば、広い机をいかしてカードを並べることができました。
私が担当した班の子どもたちは、たくさん話をしてくれました。開始早々1~2分で「共通点はもうない」と言っていた男子も、友だちの発言に促されながらもう少し探してみようと前のめりになっていく様子も。
今日は4期生のデビューということでした。振り返りで「もう一言質問して深く聞いていくことがなかなかできなかった」とおっしゃっていましたが、それは1-3期生であってもいつも振り返る点です。
時々子どもたちから「それはどうして?」と友達への問いかけが起きますが、こうなればしめたものです。

共通点探しゲームでは、友達の意見に「納得できる理由」「納得できない理由」をお互いが理解し合い、そういう意見もあるのだということを知ることが大切なのでしょう。 物語づくりゲームの最後で少し時間があったので、1人1枚カードを裏返しで取ってもらい、それを自由につなげて物語りを作ってみました。全員分のカードを使っても良いし、選ばれた中の2~3枚のカードを使い、あとは友達にお願いするのも良いということにしました。みんなが先を争うように、自分なりの物語を作ろうと語り始めたのが印象的でした。

(アートわっか オノマトペ)