NPO法人ARDA
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やまとアートシャベル 1期生研修レポート(3~5回目)

対話で美術鑑賞 2012年07月04日

■3回目 5/23(水)9:30-12:20@渋谷学習センター

さて今回は大和市教育委員会指導主事の阿南さんも見学にきています。

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前半は今回もVTS体験。後半は作品選びについてのレクチャーでした。作品選びはVTSの中で、もっとも重要な要素です。鑑賞対象者の発達段階や年齢、人生経験などから、適した作品を選ぶことは想像以上に難しい作業です。これが適切にできるようになるには何年もかかるのですが、基本的な考え方をお伝えしました。小学校4年生向きと思う作品を3点選らんで持ってくるという宿題がでました。さてさて、どんな作品が集まるでしょう!

 

■4回目 6/6(水)9:30-12:20@渋谷学習センター

前回、時間切れでできなかった学習指導要領図画工作編についてディスカッションからスタート。とても読みにくいのですが、みなさんちゃんと読んできています。えらい!!

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グループディスカッションの様子。

その後は「聴く・応答するワークショップ」。京都造形芸術大学アートコミュニケーション研究センター研究員伊達隆洋氏が考案したワークショップで、許可を頂いて実施しました。これは聴くことと、パラフレーズすることのよい訓練になります。みなさん自分たちのコミュニケーションに対して繊細に反応し、どんどん気づきが生まれました。
すごいなー。大和市ボランティア!!

午後は一緒にお弁当を食べながら、チーム名を決めました。
その名も「やまとアート・シャベル」。
シャベルは「おしゃべり」と、掘っていく「シャベル」を掛けています。おしゃべりしながら絵の見方を掘り下げていく、、、という思いを込めています。

 

■5回目 6/20(水)9:30-12:20@渋谷学習センター

前々回の宿題だった作品選び。さて、まずはVTSが小学校4年生5年生に、推奨する作品シークエンスをよく見て、分析します。
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3作品で一つのシークエンスで、なにかテーマがあります。わかりやすいテーマもあれば、ぱっと見ただけでは全然わからないものも。3つに共通するテーマはなに、なぜこの順番なのか。3人1チームで喧々諤々、頭をつきあわせて考えています。そして改めて、自分たちが選んだ作品をみてみると、子ども達にとって随分と難しいものを選んでしまっていることを発見。作品選びの道のりは長し。。。。
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後半はいよいよファシリテーター体験です!美術施設なのでボランティア経験もあるMさんが進んで立ち上がってくれました。1回目とは思えない落ち着きで、みなさんの意見をパラフレーズし、堂々たるもの。終わったあとは拍手がおこりました。さて、これからは練習を重ねるのみです。(三ツ木)