NPO法人ARDA
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NPO ARDA20周年のご挨拶

ARDA運営部より 2022年11月09日

ARDAは10月11日に20周年を迎えました。
創設者である並河恵美子がルナミ画廊を閉じ、表現の力をほりおこすため、当時はまだ黎明期だったワークショップ・NPOというアプローチで2002年に設立。
1999年から専門領域を飛び出し、高齢者施設へのアートデリバリーをはじめ、子ども・親子向けのアーティストによるワークショップを行ってきました。参加した施設はこれまでにのべ600になります。
2011年からは対話型鑑賞事業アーツ×ダイアローグを関東近郊の行政と協働し、小学校全校や美術館などを対象に、地域住民をアートコミュニケータとして育成し、アートを通した対話的なコミュニティ形成を行っています。今では、毎年1万人近い方がARDAと対話型鑑賞の体験やプログラムに関わっています。

設立時には、高齢者施設でアートワークショップという活動は多くの方にとって親しみがありませんでしたが、現在ワークショップや対話というアプローチはコミュニケーション手段として広く価値を認識されるようになりました。
参加してくださった方々、協働してきた組織やアーティスト・文化関係者、ARDAが、アートを通して一人ひとりの力、コミュニティの力を実感してきました。
20周年を迎えることができたのは、そんなみなさまの支えや情熱があったからだと感じています。
多様性が広がる一方格差や分断も依然存在する現代、
個人の表現が尊重され、コミュニティや組織の関係性がより豊かになるような機会を今後も作り続けたいと思っています。

2023年3月には、ARDAのこれまでとこれからをゲストやインタビュー映像と共に語る記念シンポジウムを企画しています。
20年の活動の中で何が起こっていたのか、これからにつながる課題や可能性を共有し意見交換するため、多くの方にご参加いただければ幸いです。
今後もみなさんと楽しみ、つながり、考え、アクションしていきます。
ARDAへの応援、ご参加、ご協力どうぞよろしくお願い申し上げます。