NPO法人ARDA
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12/15ライブパフォーマンスとトーク 呼吸している創造ー不自由のなかの自由へー

展覧会・シンポジウム 2024年11月15日

ARDAとともに活動してきた3人のアーティスト、新井英夫(体奏家・ダンスアーティスト)、中津川浩章(美術家)、安藤榮作(彫刻家)のパフォーマンスライブとトーク「呼吸している創造ー不自由のなかの自由へー」を開催。
3人はARDAコーディネートの元、東日本大震災後の南相馬市、宮城県沿岸地域の仮設住宅や幼稚園・保育園でともに活動をしてきた。
現在ALSを発症後も全国各地で精力的にワークショップや講座、パフォーマンス活動を続けている新井英夫。昨年7月には安藤榮作とともに、奇跡的なパフォーマンスライブとワークショップ「祝福へ・天と地の和解」を成功させた。
今回は、美術家の中津川浩章も加わり、身体表現と木を叩く斧の音、ライブペインティングによるパフォーマンスを行う。
今ここに生きる奇跡を解き放つ。

チケット購入ページ: https://kokyu-ana.peatix.com/

「不自由の中の自由」。これはALSを発症したあと新井英夫の中に常にある言葉だという。
 体奏家・ダンスアーティストである新井英夫は舞台活動とともに教育・障害福祉・社会包摂等に関わる場で老若男女を対象にバリアフリーなワークショップを展開してきた。その新井自身が、全身の筋力が徐々に失われ死に至る不治の神経難病ALSに2022年夏に罹患していることが判明した。動き・呼吸・声…あらゆる身体の自由が失われていく中で「にもかかわらずオモシロク生きたい!」と新井は現在も模索を続けている。その手がかりは「今まで出会った障害と生きる人たちの存在と表現の中にある」という。

 美術家の中津川浩章はヴァイオレット一色だけの色彩により社会の潜在意識を象徴化する絵画を制作してきた。東北の震災を契機に森をモチーフに自身の内在するイメージや衝動を線のワークで表現。海外や日本各地でライブペインティングも長く続けている。また、障害のある人達の表現に関心を向け、福祉事業所の運営に関わり、知的障害や精神疾患によって社会参加や日常生活に困難を抱える人たちが描き表現することをサポートし、日本の障害者アートの地平を切り開いてきた。

 彫刻家の安藤榮作は大学卒業後に植木屋のアルバイトをし、その時剪定され捨てられる木と世間の意識から抜け落ちた自分の存在が重なり、その木を活かす事から木彫を始める。1990年からは福島いわきの山間地と海岸沿いに住み制作の日々を営んでいたが、東日本大震災の津波で自宅アトリエとそれまでの作品を失う。原発事故を機に奈良に拠点を移し、全ての命と魂が活かされる事を祈りながら斧で木を刻み作品を生み出し続けている

三人は自身の困難と向き合い、社会に目をむけ、かき消されそうな微かな声と表現に耳を傾けてきた。
不自由さのなかで表現とは何か、生きるとは何かを問うてきた。
NPO ARDAのコーディネートで東日本大震災の被災地、南相馬市や宮城県沿岸部でも共に活動してきた三人が今ここに集まり、ライブパフォーマンスとトークを行う。

出演:新井英夫(体奏・ダンス)、中津川浩章(絵画)、安藤榮作(彫刻)、そして板坂記代子(包助者)
舞台監督:御園生貴栄
撮影:阪巻正志
制作:三ツ木紀英
主催:NPO 芸術資源開発機構(ARDA)

スケジュール:
14:00-14:30  3人のライブ・パフォーマンス「呼吸している創造ー不自由のなかの自由へ」 
14:30-14:50  休憩
14:50-15:50 3人のトーク「呼吸している創造ー不自由のなかの自由へ-」

定員:100名、参加費3000円
チケット購入ページ: https://kokyu-ana.peatix.com/

場所:新宿NPO協働推進センター  2階多目的室(旧体育館)
(新宿区高田馬場4-36-12 最寄り駅高田馬場から徒歩15分)
日時:2024年 12月15日(日)14:00-16:00 開場:13:30

お願い:
・当日の新井英夫の体調に合わせた実施になります。ご理解のほどどうぞよろしくお願いいたします。
・会場は土足禁止で靴を脱いでいただきます。暖房設備はありますが、旧小学校の体育館のため足元が冷える可能性があります。靴下などご用意いただき、寒さの対策をしていただくことをお勧めいたします。