はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト ARDA写真プロジェクト vol.2
12/10(火)南相馬市高平幼稚園
「カメラを持って、小さな旅をしよう!」 10:00-11:20 4歳児 計16名
講師:今井紀彰(いまいのりあき/美術家)
協力:吉野修(筑波大学准教授)、筑波大学比較文化学類学生たち、キヤノン株式会社
主催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト
さて、今日は同じカメラワークショップを4歳児さんたちと一緒にやります!昨日の年長さんたちの活動を見ていた4歳児さんははじまる前からワクワクです。
ウォーミングアップの後は、待望のカメラを順番に受け取るこどもたち。
前日の反省を生かして、どうやって目で見て、カメラで見て、シャッターを押すかをわかりやすく説明する今井さん。ふむふむ。
さて、園庭に飛び出していきました!一体何とってんだろ?
お互いを撮り合ったり。
こんな格好でお花を撮ったり。4歳児さんたちは迷うことなく、バシバシ撮影していました。
時間はあっという間に過ぎ、作品鑑賞の時間です。おともだちの写真も楽しく鑑賞。
あーでもない、こーでもないと、みんなでおしゃべり。・・・では、4歳児さんの作品紹介です。
「オレにやさしいHくん」を何枚もとっていました。
この一枚は、「かっこいいくつだから」「クロだから」撮影したのだそうです。楽しそうに上がった左足がポイント!
福島県立博物館の小林さんは人気の被写体。なんで、とったの?と聞くと「んと、、、、、おねえさんのおねえさん。」おねえさんのおねえさんって、どういうこと?ときくと、「本当のおねえさん」、、!!!なんか、言いたいことわかります。そう、小林さんは頼れる本当のお姉さんです。
「これさ、おしりが、、、、おしりが、おにいさんとKくんが、ぶつかんっこしているみたいだからとったの。」
おしりが、ぶつかりっこしているみたいだったんだ?ときくと、「うん。」そんなところを見てとっていたのかっ!!!話を聞いてみると一枚一枚の写真がさらに魅力的に見えてきます。
4歳児さんには難しいかもしれないと思った活動でしたが、とんでもない!子ども達はしっかり自分の見たいものを写真におさめ、つたない言葉で何をとろうとしたのかを語ってくれました。これらの子ども達の写真は、筑波大の学生さんたちの手で1冊の冊子となって、子ども達にプレゼントされます。
終わったあとの反省会では、園長先生も「こどもたちが一人一台カメラをもって、活動する機会なんて、なかなかない。難しい活動ではないかと思っていたが、こんな写真がとれるんだと本当にびっくり。子ども達の視点や考えていることがのぞけたようか気がしました。」と。そして、1月には今回は残念ながらお休みした3人の子と、5歳児さんたちともう一度ワークショップをしようということになりました。
カメラのコツをつかんだ5歳児さんはまたどんな作品をとってくれるのか、今から楽しみです。
(三ツ木紀英)