NPO法人ARDA
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「アート×福祉」実践ワークショップ第3回 ワークショップ体験・アイディアだし

アートワークショップ 2016年09月22日

第三回 <9月4日 (日)>アートワークショップ体験・アイディアだし

★ 「自分らしく元気に生きるために」福田潤 (桜美林大学 健康福祉学科 教授)
講義とアートワーク体験
“福祉とは何か?”“福祉は幸せを知らないとできない。では、幸せとは何か?”
という命題から講義は開始されました。幸せを感じることを挙げていくと「笑顔、充実感、ユーモア、家族、愛、仲間、友だち、健康、時間」がでました。今の世の中をみると経済・グローバル化に於ける社会の変化で孤立している人が多く、レンタル・フレンドや家族代行サービス等が横行していることを見ると、時代は共感を求めています。「個人の自立」と「共感」が幸せにとって最も重要なことなのです。その手段としてアートワークがあります。
…ということで、それを体感するワークショップが行われました。そのプロセスは次のようになります。
① 個人で描こう!幸せを感じた時を思い出して画用紙に鉛筆で線を描く(具象物は描かない)。
ほとんどの人は、柔らかい筆圧の曲線が紙面上に表れました。
② 目を閉じて開き、目前のクレヨン3色を選び一色ずつ一筆で自由に手を動かして、タイトルをつける。
→グループでそれぞれの作品の印象を話し合う(ルール:ネガティブな発言はしない)。
→タイトルを当てる。
ここでは同じ絵は一つもないことで、自分では気づいていない新しい面を発見し「私は世界で一人だけ」という認識ができたことです。
③ みんなで描こう! テーブル大の紙を広げ、4人一組で同様に色を選び紙に沿ってリレーで3周、線を描く。
→ それぞれ3色を使って自由に描き繋げていくと色と線が交差した抽象画に。
→ 自分の好きな部分を切り取って台紙に貼る。
→完成した作品について、それぞれコメントしフリートーク。
① と③の違いから、自分が他者に出来ること、他者に影響を与えることが体感できたワークショップでした。「このプロセスでは会話や接触が有効で、医学では説明出来ない人を癒す力が潜んでいるのです。『与える福祉』から『創る福祉』へ、“共に生きる”ための知恵を! “人間だけがすることの回復”は表現することです。」と福田先生の講義は終了。学生たちは“共感”というコミュニケーションの重要性に気づいたようで「両者がHAPPYになることが大切」という感想もありました。

福田先生の講義                みんなで描こう!
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★ アートワークショップのアイディアだし
前回、宿題となった施設で行うワークショップのアイディアを共有、具体的な企画案を決める段階に入りました。
① どんなワークショップにしたいか?
・ 実用的なもの。普段の生活で使える物(手に取るたびに思い出して欲しい)
・ 自分を表現できるのも(アートセラピー)
・ その後、施設で継続できるもの。
② 持ち寄ったアイディア
・ LEDキャンドルライト(和紙でランプシェートを創る)/フォトフレーム(思い出の写真をいれる)/オーナメントフラワー/手拭い(柄をつける)/コースター/カレンダー/クロマットグラフィー(技法)/スタンプで模様(技法)
・ 「テーマ」秋:秋の散歩、ドングリ、食、秋の景色、トンボ、稲、紅葉 etc..
③ 上記の中で何を中心に、どのような形態と表現で行うかを議論する。
ランチョンマットが表現と形の自由度があってつくりやすい/使用の幅がある/食と関連したイメージが湧きやすい/
④ 課題:実用性を求めると、表現の自由度が低くなるのではないか?/自己表現がきちんとできる技法であるか?
⑤ 現段階の企画案は「秋」をテーマに自由な表現を次回までにしてくることが宿題となりました。