NPO法人ARDA
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「アート×福祉」実践ワークショップ第5回ロールプレイとブラッシュアップ

アートワークショップ 2016年10月19日

第五回<9月22日(祝・木)>アートワークショップのロールプレイ・ブラッシュアップ

★ロールプレイにむけた準備

メインイベントのロールプレイにむけ、前回までを振り返り、まずは、ワークショップ計画の全体確認から開始。進行の流れや担当者を改めて確認すると、考えなければならないことがたくさん見つかり、話はつきません。

まだまだ検討課題を残しつつ、今日チャレンジしてみるワークショップの流れを決め、大急ぎで道具や場所作りの準備に入りました。手作和紙の見本の上に採取してきた葉っぱや枝を使って全員で作品の試作をやってみました。そこでさらに絵の具の濃度や道具の配置などを検討。実際にやってみたことで、各々の作品イメージのすり合わせにもなりました。
皆でメージのすり合わせ

★アートワークショップのロールプレイ

相陽台ホームの方3名がみえ、ロールプレイ開始!緊張した面持ちで進行する学生さん。打合せでは伝える予定だったことを飛ばしたり等のハプニングもありましたが、それぞれにフォローしあいながら最後の鑑賞までやりきりました。鑑賞で一人ひとりの作品にコメントをすると施設の方が自然と笑顔に。終了後も「個別の作品の鑑賞はぜひやってほしい」とのご希望をいただきました。

ただ、白い紙を前にすると抵抗感が出てしまうというご意見もありました。初めの進行が「作り方の説明」のみの必要最低限になってしまったことが一因と思われ、導入の大切さを感じました。

相陽台ホームの方が施設の周りで集めたさまざまな種類の植物やランチョンマットのベースとなる和紙作りのための牛乳パックを大量に持ってきてくださり、ご協力に感謝したひと時でした。
ロールプレイ施設の方も楽しそう

★ブラッシュアップ

ロールプレイで感じた進行の反省点や改善点を、順に確認していきました。施設側から強く希望された鑑賞には、学生はまだ専門知識がない中でどういうコメントをしたらよいか難しさを感じていました。短く的確にコメントする練習をしようか、という案もありましたが、ARDAの経験からコメント例を補足。アーティストの専門的なコメントにはもちろん説得力がありますが、学生さんの素直な感想にも伝わるものがあることをお話しました。また、ファシリテーターとコミュニケーターの役割についても再確認。それぞれの動きを配慮して進行を見直すと、新たな検討事項が見えてきました。

最後は材料作りなど具体的な準備についてスケジュール確認。ラストスパートへの熱意を感じ、期待がふくらむなかでこの日の作業は終了しました。(チカ)
進行表で討合わせ